10月25日放送 『大滝荘』 ・ 『こそば亭』


『大滝荘』
 春はメダカの泳ぐ棚田で田植え、夏はそばの種まきで心地良い汗を流し、秋はコシヒカリを刈り取り収穫を喜ぶ。『大滝荘』では大自然の恵みを感じ山里での生活体験を満喫できる。また、そば打ちも楽しめるこの体験施設では「幻のそば」も味わえることで一部のファンには有名だ。「こそば」と呼ばれるこの「幻のそば」は育て方が一般のそれとは異なり、高地での「隔離栽培」でしか育てられない。と言うのも虫媒花であるそばは低地で育てた場合、受粉の際に他の種が混ざり交雑種になってしまう。そこで他の品種が育てられていない高地で単独栽培することで、昔からの混じりっけのない「在来種」のみを収穫することができるのだ。交雑種よりも一回り小さく丸みの帯びた在来種は、同一面積での収穫量がおよそ半分しかない。また手間もかかりコストも高くなるため一般的な農家は儲けにならないこそばの栽培を敬遠。結果、収穫高も少なくなった『幻のそば』 まさにそばファン垂涎のメニューとして『大滝荘』では二八で『こそば亭』では十割で楽しむことができる。
『こそば亭』
 こそばは妙高山麓で昔から栽培されてきた種。農家が自分たちが食べる量だけを細々と栽培してきたため残った貴重な種だと主人は話す。その貴重な種を「大滝荘」と提携することで守り、今でも手に入れることができる。在来種の「こそば」で挽いたそば粉はそのままで食べても甘味が十分感じられるほどで、交雑種とは全く香りも異なる。十割の場合、コシと引き換えに風味を獲得するが、「こそば亭」のそばは弾力がある上に風味も強い。茹で上がったそばは、強い香りと味が口の中で渦巻くように広がり、餅に似た弾力をも楽しむことができるのだ。その秘密は「こそば」が持つ独特の特性とつなぎに使う『オヤマボクチ』つまりヤマゴボウの葉である。小麦粉などを加えた場合とは違い、味に影響を受けない。在来種の香味を少しも損なうこともなく独特の食感を楽しめるのだ。ランチタイムのみの営業、数限定のためご注意を。
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